京都府では、コロナ禍で観光を取り巻く環境が大きく変化したことや、京都府総合計画が改定されたことを踏まえ、平成31年に策定した「京都府観光総合戦略」を改定しました。
新しい戦略では、「交流」と「持続性」の2つを基本理念とし、「交流機会の創出と地域の新たな価値を創造する京都観光」を目指すとともに、大阪・関西万博などの機会を活用し、京都の観光を新たなステージへ進めることとしています。
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1 戦略の基本理念
▶ 「交流」を観光によって活性化し、交流から生まれる体験や人間関係を基盤に、訪問された方々の人生を豊かにすることに貢献
▶ 住民が観光に参画するなど地域と観光との連携を強め、観光を通して地域が良くなっていることを地域の人が感じていただける「持続性の高い観光」を実現
2 期 間
2023 年~2026 年(4年間)
3 概 要
(1)観光の考え方
「観光」は、「日常生活と異なる場所に移動し、人と人との出会いにより絆を生み出し、その土地から気づきや学びを得て人生を豊かにするもの」と定義
(2)観光戦略の展開方策(主な内容)
■文化庁移転や大阪・関西万博等をステップに新たな観光のステージへ
・2025 年の大阪・関西万博の開催を好機として、オール京都体制で府内各地への観光客の誘客を促進
■交流のさらなる深化
・国内外の多彩な人材が「観光」を入口に地域と交流し、地域との関係が深まるよう、事業を推進
■持続性の高い観光
・高付加価値の観光の推進と、地域社会と観光が共生する持続可能な観光地域づくりを実現
■観光振興を支える基盤の強化
・デジタル技術の活用を促進し、多様なニーズに対応しながら満足度の高い観光を実現
4 事業推進
〇 社会情勢の変化等を踏まえて、有識者の意見も聞きながら、必要に応じて改定(進化する戦略)
〇 毎年、重点プロジェクトを設定して施策を着実に推進
・大阪・関西万博きょうと誘客プロジェクト(仮称)の推進
・持続可能な観光モデル地域の設定
・川の恵みを生かした広域周遊プロジェクトの推進
・京都学生・観光プロジェクト(仮称)の推進
・DXを活用した京都観光の満足度向上
・京都観光DAO(仮称)の実証実験